2024.2.28
完全な暗闇でも発見可能です。
赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラを毎日扱うプロ達のコラム 其の五
完全な暗闇でも発見可能です。
赤外線の世界では、暗闇という概念は存在しません。人間の目や通常のカメラなどは、可視光という光線を見るため、明るさにより視認性が変化します。一方、赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラは、人間の目には影響を与えない赤外線を可視化しており、そのため暗闇でも昼間と同じように観測できます。
これらの原理は、人間の目や通常のカメラが可視光の反射を見るため、明るさによる反射率変動が見え方に影響を与えることに起因します。しかし、赤外線は絶対零度以上の全ての物体から放射される光(赤外線)そのものを見るため、周囲の明るさには全く影響せず、物体を捉えることができます。
赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)の装置は元々、温度測定ではなく、夜間に暗闇での移動や砲撃を可能にするために戦車に搭載されたと言われています。また、暗視カメラが僅かな光源を増幅するのに対し、赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラは、光が全く無い暗闇でも環境光があるかのように観測でき、相手に気づかれずに暗闇での活動が容易になります。
この技術は戦車や飛行機(ヘリコプター)に搭載されるだけでなく、夜間の国境警備や山林、海上などでの夜間監視にも広く活用され、現在では軍関連以外にも警察や消防、民間では車載や動物の夜間生態観察など、様々な分野で利用されています。
(左)普通のカメラと(右)赤外線サーモグラフィカメラ
懐中電灯の点灯有無に関わらず赤外線サーモグラフィーなら暗闇でも常時監視が可能です。
従来、赤外線サーモグラフィカメラは温度を測定する装置とイメージをお持ちかと思いますが、暗視的な利用用途でも、赤外線サーモグラフィカメラをご活用されてみてはいかがでしょうか。
完全な暗闇でも発見可能です。
赤外線の世界では、暗闇という概念は存在しません。人間の目や通常のカメラなどは、可視光という光線を見るため、明るさにより視認性が変化します。一方、赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラは、人間の目には影響を与えない赤外線を可視化しており、そのため暗闇でも昼間と同じように観測できます。
これらの原理は、人間の目や通常のカメラが可視光の反射を見るため、明るさによる反射率変動が見え方に影響を与えることに起因します。しかし、赤外線は絶対零度以上の全ての物体から放射される光(赤外線)そのものを見るため、周囲の明るさには全く影響せず、物体を捉えることができます。
赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)の装置は元々、温度測定ではなく、夜間に暗闇での移動や砲撃を可能にするために戦車に搭載されたと言われています。また、暗視カメラが僅かな光源を増幅するのに対し、赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラは、光が全く無い暗闇でも環境光があるかのように観測でき、相手に気づかれずに暗闇での活動が容易になります。
この技術は戦車や飛行機(ヘリコプター)に搭載されるだけでなく、夜間の国境警備や山林、海上などでの夜間監視にも広く活用され、現在では軍関連以外にも警察や消防、民間では車載や動物の夜間生態観察など、様々な分野で利用されています。
(左)普通のカメラと(右)赤外線サーモグラフィカメラ
懐中電灯の点灯有無に関わらず赤外線サーモグラフィーなら暗闇でも常時監視が可能です。
従来、赤外線サーモグラフィカメラは温度を測定する装置とイメージをお持ちかと思いますが、暗視的な利用用途でも、赤外線サーモグラフィカメラをご活用されてみてはいかがでしょうか。