2026.5.7
プロにはプロの道具と撮影技術があります。
赤外線サーモグラフィ(サーモグラフィー)カメラを毎日扱うプロ達のコラム 其の七

プロにはプロの道具と撮影技術があります。
今回は、テレビやCM(コマーシャル)制作の現場でのお話です。サーモグラフィカメラのことはプロとして現場に伺っていますが、映像制作そのものとなると私は完全に素人です。そんな素人の独り言になりますが、少しお付き合いいただければ幸いです。
テレビ収録やCM・PV(プロモーションビデオ)の撮影で、サーモグラフィレンタルやオペレーター派遣でお世話になる際、制作スタッフや機材担当の方からよくこんな話を聞きます。
「最近はSNS動画の方が面白いなんて言われることもある。でも、テレビやCMの現場は違う。監督・脚本・カメラマン・音声・機材に至るまで、一流のプロが集結して撮影に臨む。コストを言い訳に数万円のカメラだけで撮影するなんて、意図的なチープさを狙う場合でもなければ、まずあり得ない。そういうアマチュアな発想をする人間はプロの現場にはいない。」
まったくその通りだと思います。一流のスタッフが一流の機材を使い、一流の番組やCMを作る。それがプロというものです。だからこそ、専門外であるサーモグラフィーレンタルが必要になったときも、「専門家に相談して、撮影条件をきちんと満たした機材を使う」という判断をしていただき、私どもにご依頼いただけています。本当にありがたいことです。
しかし、正直に言うと、全員がそうではありません。「視聴者にはどうせ細かい違いなんてわからない。赤とか青の色が出ればいい。スマホに付けられる安価なサーモグラフィカメラでいい」と最初からおっしゃる方が、残念ながら一定数いらっしゃいます。「それでは正確な測定はできませんよ」とお伝えしても、「それっぽく見えればいい」と譲らない。
「テレビはつまらない、嘘くさい」と言われる原因の一端は、まさにここにあると思っています。視聴者というのは正直なもので、言葉にはしなくても、番組のクオリティを肌感覚で感じ取っています。手を抜いたものは、ちゃんとそう見える。プロ意識を欠いた一部の人間のせいで、業界全体の信頼が損なわれていく。映像制作の素人である私でも、これは非常に残念なことだと感じます。
本当のプロが全力で作った番組・CM・PVは、SNSコンテンツとは次元が違います。それは間違いのない事実だと思います。
そういったプロ集団の現場でよく聞かれるのが、「ねつ造にならないために、サーモグラフィーレンタルで機材を選ぶ際の注意点を一つだけ挙げるとしたら?」という質問です。この答えは、シンプルかつ明確です。
マニュアルフォーカス機能があるかどうか、それが重要です。
なぜマニュアルフォーカスがそこまで重要なのかは、説明し始めると長くなるので今回は割愛しますが、普通のカメラに置き換えれば誰でも分かる話です。フォーカス機能のない使い捨てカメラやチェキで、テレビのCMやPVを撮るプロなんていません。意図的なチープさを演出するケースは別として、まずあり得ない話です。サーモグラフィカメラも、まったく同じことです。
それでも「色画像が出るから問題ない」「それっぽく見えるから大丈夫」という理由で、マニュアルフォーカス機能のない機材を平気で提案してくるサーモグラフィレンタル業者が実際に存在します。はっきり言って、そういった業者は知識も経験も不足していると思って間違いありません。そのような提案を鵜呑みにすれば、番組やCMのクオリティを自分たちで下げることになります。提供する側の責任も大きいと、私自身も深く自戒しているところです。
「マニュアルフォーカス機能の有無」、この一点を覚えておくだけで、プロの現場を守ることができます。もしこれを満たさない機材を勧めてくるサーモグラフィーレンタル業者がいたら、その時点で疑ってかかることを強くお勧めします。業界のレベルを守るのも、最終的には現場の皆さん自身の判断にかかっています。
独り言にしては随分と熱くなってしまいましたが、「プロの現場にはプロに恥じない機材と知識を」、これは私どもが常に心がけていることでもあります。

プロにはプロの道具と撮影技術があります。
今回は、テレビやCM(コマーシャル)制作の現場でのお話です。サーモグラフィカメラのことはプロとして現場に伺っていますが、映像制作そのものとなると私は完全に素人です。そんな素人の独り言になりますが、少しお付き合いいただければ幸いです。
テレビ収録やCM・PV(プロモーションビデオ)の撮影で、サーモグラフィレンタルやオペレーター派遣でお世話になる際、制作スタッフや機材担当の方からよくこんな話を聞きます。
「最近はSNS動画の方が面白いなんて言われることもある。でも、テレビやCMの現場は違う。監督・脚本・カメラマン・音声・機材に至るまで、一流のプロが集結して撮影に臨む。コストを言い訳に数万円のカメラだけで撮影するなんて、意図的なチープさを狙う場合でもなければ、まずあり得ない。そういうアマチュアな発想をする人間はプロの現場にはいない。」
まったくその通りだと思います。一流のスタッフが一流の機材を使い、一流の番組やCMを作る。それがプロというものです。だからこそ、専門外であるサーモグラフィーレンタルが必要になったときも、「専門家に相談して、撮影条件をきちんと満たした機材を使う」という判断をしていただき、私どもにご依頼いただけています。本当にありがたいことです。
しかし、正直に言うと、全員がそうではありません。「視聴者にはどうせ細かい違いなんてわからない。赤とか青の色が出ればいい。スマホに付けられる安価なサーモグラフィカメラでいい」と最初からおっしゃる方が、残念ながら一定数いらっしゃいます。「それでは正確な測定はできませんよ」とお伝えしても、「それっぽく見えればいい」と譲らない。
「テレビはつまらない、嘘くさい」と言われる原因の一端は、まさにここにあると思っています。視聴者というのは正直なもので、言葉にはしなくても、番組のクオリティを肌感覚で感じ取っています。手を抜いたものは、ちゃんとそう見える。プロ意識を欠いた一部の人間のせいで、業界全体の信頼が損なわれていく。映像制作の素人である私でも、これは非常に残念なことだと感じます。
本当のプロが全力で作った番組・CM・PVは、SNSコンテンツとは次元が違います。それは間違いのない事実だと思います。
そういったプロ集団の現場でよく聞かれるのが、「ねつ造にならないために、サーモグラフィーレンタルで機材を選ぶ際の注意点を一つだけ挙げるとしたら?」という質問です。この答えは、シンプルかつ明確です。
マニュアルフォーカス機能があるかどうか、それが重要です。
なぜマニュアルフォーカスがそこまで重要なのかは、説明し始めると長くなるので今回は割愛しますが、普通のカメラに置き換えれば誰でも分かる話です。フォーカス機能のない使い捨てカメラやチェキで、テレビのCMやPVを撮るプロなんていません。意図的なチープさを演出するケースは別として、まずあり得ない話です。サーモグラフィカメラも、まったく同じことです。
それでも「色画像が出るから問題ない」「それっぽく見えるから大丈夫」という理由で、マニュアルフォーカス機能のない機材を平気で提案してくるサーモグラフィレンタル業者が実際に存在します。はっきり言って、そういった業者は知識も経験も不足していると思って間違いありません。そのような提案を鵜呑みにすれば、番組やCMのクオリティを自分たちで下げることになります。提供する側の責任も大きいと、私自身も深く自戒しているところです。
「マニュアルフォーカス機能の有無」、この一点を覚えておくだけで、プロの現場を守ることができます。もしこれを満たさない機材を勧めてくるサーモグラフィーレンタル業者がいたら、その時点で疑ってかかることを強くお勧めします。業界のレベルを守るのも、最終的には現場の皆さん自身の判断にかかっています。
独り言にしては随分と熱くなってしまいましたが、「プロの現場にはプロに恥じない機材と知識を」、これは私どもが常に心がけていることでもあります。