サーモグラフィカメラを用いての
住宅診断
サーモグラフィ（サーモグラフィー）カメラを利用した、住宅診断の一例です。
今回、ご紹介した床暖房・断熱材・筋交いのほかにも、漏水・結露・その他様々な調査がサーモグラフィ（サーモグラフィー）カメラを用いれば、非破壊・非接触で可能となります。
【床暖房の機能試験】
フローリングの下にある床暖房は、通常の画像（※左上）では当然フローリングしか写っていませんが、サーモグラフィ（サーモグラフィー）画像（※右上）だと、床暖房の効果が一目瞭然です。
また、フローリングを剥がすことなく床暖房の位置が把握出来るので、床暖房の不良箇所の特定・不良箇所の有無判定、その他の施工時に、短時間でより正確な調査・工事が可能です。
【断熱材の機能試験】
通常では判定しにくい断熱材の欠損箇所も、サーモグラフィ（サーモグラフィー）カメラを用いれば、断熱材の欠損箇所が一目で判ります。
また、逆に断熱材がしっかり入っていることを証明するために、サーモグラフィ（サーモグラフィー）カメラを使用するのも効果的です。
【筋交い（補強材）の調査】
筋交いの調査も、サーモグラフィ（サーモグラフィー）カメラを用いることで、筋交いの有無判定・場所特定を容易に調査できます。
【筋交い検出の原理】
外壁に、日射が当たり外壁温度が上昇するが、上記図のように筋交いの有無により外壁温度に差が出来る。ただし、時間とともに温度は飽和し、筋交いの有無にかかわらず外壁温度は一定になる。
また、夜になり外壁温度が下がるとともに、筋交いの有無により右記図とは逆に外壁温度に差が出来る。この場合も時間とともに温度は飽和し、外壁温度は一定になっていく。
