サーモグラフィ株式会社

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Cx5

FLIR Cx5 簡易取扱説明書

FLIR Cx5 簡易取扱説明書です。防爆仕様のサーモグラフィカメラ FLIR Cx5 の基本的な操作方法をご案内しています。ご使用の前に、必ずお読みください。詳細な機能については、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。

FLIR Cx5 について
FLIR Cx5 は、FLIR C5 カメラを専用の防爆ケースに収めた、防爆仕様のサーモグラフィカメラです(防爆認証品)。カメラの操作方法は、FLIR Cx シリーズと同じです。

1. 安全上のご注意

危険場所では、次のことを行わないでください

  • 充電しないでください。
  • USBプラグを取り外さないでください。ケーブルの接続やデータの転送も行わないでください。
  • ケースを分解しないでください。

機械的な損傷を受けるおそれが低い環境でのみ、ご使用ください。

太陽光やレーザー光にカメラを向けないでください

  • 撮像素子が焼きつき、温度測定ができなくなるおそれがあります。
  • 焼きつきによる故障は保証対象外となりますので、十分にご注意ください。

取扱いについて

2. バッテリーの充電

FLIR Cx5 のバッテリーはカメラ本体に内蔵されています。カメラはケースに入れたまま充電できます。

  1. USBプラグを外す
    ケース側面のUSBプラグを外します。
  2. ケーブルを接続する
    USB-Cケーブルを差し込み、もう一方をUSB電源アダプターまたはパソコンのUSBポートに接続します。
  3. 残量を確認する
    充電の状況は、画面上のバッテリーアイコンで確認できます。
  4. USBプラグを戻す
    充電が終わったらケーブルを外し、USBプラグを元どおり取り付けます。

現場でお使いになる前に
危険場所では充電できません。危険場所に入る前に、必ず充電を済ませておいてください。レンタル品は充電した状態でお届けしています。

3. 各部の名称と機能

前面

FLIR Cx5 前面の各部名称
  1. 赤外線レンズ熱画像(サーモグラフィ)を撮影するためのレンズです。固定フォーカスのため、ピント合わせの操作は不要です。
  2. デジタルカメラ可視画像を撮影します。この画像から抜き出した輪郭が、MSXの表示に使用されます。
  3. カメラライト暗所での可視画像撮影を補助するライトです。

測定できる距離について
FLIR Cx5 は固定フォーカスのため、対象物に近づきすぎると熱画像がぼやけます。おおむね30cm以上離してご使用ください。

※固定フォーカス(フォーカスフリー)のカメラでは、IFOVの数値から算出した1画素あたりの視野サイズどおりに、対象物を正確に捉えられるとは限りません。ピント位置によって実際の分解能が変化し、測定結果の正確さにも影響するため、ご使用予定の用途は限られます。必ず事前に、赤外線の知識が豊富な専門スタッフへご相談の上でご使用ください。

背面

FLIR Cx5 背面の各部名称
  1. カメラの画面撮影画面や設定画面を表示します。ケースのウィンドウ越しに、画面に触れて操作します。

上面

FLIR Cx5 上面の各部名称
  1. オン/オフボタン長押しで電源のオン/オフを切り替えます。
  2. 保存ボタン撮影した画像を本体に保存します。

側面

FLIR Cx5 側面の各部名称
  1. USBプラグカメラのUSB-Cコネクタを覆うプラグです。充電やパソコンへのデータ取り込みを行うときに取り外します。落下防止用ストラップは、このプラグに取り付けます。

下面

FLIR Cx5 下面の各部名称
  1. 三脚マウント市販の三脚を取り付けるためのネジ穴です。

4. 画像の保存方法

  1. 撮影
    撮影したい対象にカメラを向け、上面の保存ボタン(上面図の 6)を押すと、画像が保存されます。
  2. 保存形式
    撮影された画像は .jpg 形式で保存されます。熱画像と可視画像が1つのファイルにまとめて記録されるため、撮影後にパソコン上で温度を読み取り直すことができます。
  3. 保存先
    画像は本体内蔵メモリに保存され、USB-Cケーブルを使ってパソコンへ転送できます。

撮り直しができない現場では
1か所につき数枚、少し画角を変えて撮っておくことをおすすめします。温度スケールやカラーパレットは撮影後にパソコン上で変更できますが、撮影そのものはやり直せません。

5. 温度スケールの変更

FLIR Cx5 温度スケールのメニュー画面
温度スケールのメニュー画面
  1. 液晶画面内のメニューボタンをタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. 画面をタッチして「温度スケール」を開き、自動モードまたは手動モードを選択してください。

自動モード カメラが自動的に温度スケールを調整します。

手動モード 画面をタッチして、温度スケールを任意の温度範囲に調整できます。

自動モードで撮影した熱画像
自動モード
手動モードで温度スケールを調整した熱画像
手動モード

自動モードでは部屋全体の温度分布が見やすく表示されます。手動モードでは、蛍光灯内の発熱箇所が見やすくなるように、ユーザー自身で温度スケールを調整できます。

6. イメージモードの変更

FLIR Cx5 イメージモードのメニュー画面
イメージモードのメニュー画面
  1. 液晶画面内のメニューボタンをタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. 画面をタッチして「イメージモード」を開き、表示されたモードの中から希望の表示方法を選択してください。
MSXモードで撮影した熱画像
MSX
ピクチャーインピクチャーモードで撮影した熱画像
ピクチャーインピクチャー

通常はMSXでご使用ください
FLIR Cx5 は固定フォーカスのカメラで、熱画像だけでは対象物の輪郭が分かりにくくなります。MSXで可視画像の輪郭を重ねておくと、どこの何を撮影したのかが画像だけで判別でき、後から報告書にまとめる際に役立ちます。

7. 測定の変更

FLIR Cx5 測定のメニュー画面
測定のメニュー画面
  1. 液晶画面内のメニューボタンをタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. 画面をタッチして「測定」を開き、表示されたモードから希望の測定方法を選択してください。
測定なしで撮影した熱画像
測定なし
ホットスポット測定を表示した熱画像
ホットスポット

発熱箇所を探すときは
ホットスポットを選んでおくと、カメラを向けるだけで画面内の最高温度が自動的に追いかけられます。電気設備や配管の点検では、この設定が使いやすくなります。

8. カラーパレットの変更

FLIR Cx5 カラーパレットのメニュー画面
カラーパレットのメニュー画面
  1. 液晶画面内のメニューボタンをタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. 画面をタッチして「カラー」を開き、表示されたカラーパレットから希望の色を選択してください。
レインボーのカラーパレットで表示した熱画像
レインボー
アイアンのカラーパレットで表示した熱画像
アイアン

レインボーは温度差が色の変化として出やすく、わずかな差を見つけるのに向いています。アイアンは高温部が白く抜けるため、発熱箇所を一目で示したいときに向いています。

9. パソコンへのデータ取り込み

  1. USBケーブルを接続する
    ケース側面のUSBプラグを外し、USB-Cケーブルを使用してカメラとパソコンを接続します。
  2. カメラの電源を入れる
    カメラの電源をオンにすると、自動的にパソコンに認識されます。Windowsのエクスプローラーに、リムーバブルディスクとして表示されます。
  3. USBプラグを戻す
    取り込みが終わったらケーブルを外し、USBプラグを元どおり取り付けます。
パソコンにカメラを接続したときに表示される画面
解析ソフトをご使用の場合は、接続時にこの画面が表示されます

データの取り込みは、必ず危険場所の外で行ってください。

操作方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

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