サーモグラフィ株式会社

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T1010 / T1040 / T1050sc 共通

FLIR T1xxx 簡易取扱説明書

FLIR T1xxx 簡易取扱説明書です。サーモグラフィカメラ FLIR T1xxx シリーズ(T1010・T1040・T1050sc)の基本的な操作方法をご案内しています。ご使用の前に、必ずお読みください。詳細な機能については、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。

1. 安全上のご注意

太陽光やレーザー光にカメラを向けないでください

  • 撮像素子が焼きつき、温度測定ができなくなるおそれがあります。
  • 焼きつきによる故障は保証対象外となりますので、十分にご注意ください。

取扱いについて

2. バッテリーの充電・装着と取外し

バッテリーの充電

FLIR T1xxx 簡易取扱説明書 本体下部の電源コネクタとバッテリーケースのラッチ
赤枠:電源コネクタ(上)とバッテリーケースのラッチ(下)

バッテリーをカメラに装着した状態で、本体下部の電源コネクタに専用のACアダプターを接続し、コンセントに差し込んで充電します。

充電の状態について
本体下部のバッテリー状態LEDが緑色に点滅している間は充電中です。点灯に変わると充電完了です。

スタンドアロンバッテリー充電器について
付属のスタンドアロンバッテリー充電器を使用すると、バッテリー単体で充電できます。はじめてお使いになる前に、4時間充電してください。

バッテリーの装着と取外し

装着する

取り外す

電源を切るときは、必ずオン/オフボタンを使用してください。電源が入ったままバッテリーを取り外さないでください。

SDカードは、本体下部のカードスロットに装着します(「3. 各部の名称と機能」下側の図の1番)。

3. 各部の名称と機能

背面

FLIR T1xxx 背面の各部名称
  1. ライトセンサー周囲の明るさを検知し、画面の明るさを自動で調整します。
  2. 表示切替ボタンタッチスクリーンとビューファインダーの表示を切り替えます。
  3. ビューファインダー画面を見づらい明るい屋外などで、覗いて撮影できます。
  4. プログラムボタンよく使う機能を割り当てられるボタンです。
  5. ジョイスティック上下左右に倒してメニューを選択・移動し、押し込んで決定します。
  6. [戻る]ボタン前の画面に戻るためのボタンです。
  7. カメラライトボタンカメラライトの点灯・消灯を切り替えます。
  8. 画像調整ボタン温度スケールの自動モードと手動モードを切り替えます。
  9. 画像アーカイブボタン保存したデータを確認するためのボタンです。
  10. タッチスクリーンLCD画面をタッチして操作するディスプレイです。
  11. 電源インジケーター電源が入っているときに青色に点灯します。
  12. オン/オフボタン押して放すと電源が入ります。0.5秒以上押し続けると電源が切れます。

右側

FLIR T1xxx 右側の各部名称
  1. 視度補正ノブビューファインダーの見え方(視度)を調整します。
  2. ハンドストラップ持ち運びと落下防止に使用します。
  3. デジタルズームボタン画像を拡大して表示します。
  4. 保存ボタン奥まで押し込むと画像を保存します。半押しでオートフォーカスが働きます。

左側

FLIR T1xxx 左側の各部名称
  1. デジタルカメラ可視画像の撮影に使用します。
  2. カメラライト暗所での可視画像撮影を補助します。
  3. レーザーポインター対象物の位置を赤い点で示します。
  4. 赤外線レンズ熱画像(サーモグラフィ)を撮影するためのレンズです。
  5. カメラライト2番と同じく、暗所での可視画像撮影を補助します。
  6. デジタルカメラ可視画像の撮影に使用します。
  7. フォーカスリング回してピントを調整します。
  8. プログラムボタンよく使う機能を割り当てられるボタンです。
  9. レーザーボタン押している間、レーザーポインターが点灯します。

下側

FLIR T1xxx 下側の各部名称
  1. SDカード(カードスロット)撮影した画像や動画を保存します。
  2. カードアクセスLED点滅している間は、SDカードを取り出さないでください。
  3. USB Micro-Bコネクタパソコンとの接続用コネクタです。
  4. HDMIコネクタ映像を外部モニターに出力します。
  5. バッテリー状態LED充電中は緑色に点滅し、充電が完了すると点灯します。
  6. 電源コネクタ専用のACアダプターを接続し、カメラへの給電とバッテリーの充電を行います。
  7. 三脚マウント三脚に固定する際に使用します。
  8. レンズリリースボタン交換レンズを取り外すときに使用します。
  9. バッテリーケースのラッチバッテリーケースを開けるときに使用します。

レンズの角度

FLIR T1xxx レンズ部を上下に動かして角度を調整する
レンズ部を上下に動かして角度を調整します

レンズ部は上下に角度を変えることができます。高い位置や低い位置を撮影するときも、画面を見やすい角度に保ったまま撮影できます。

4. フォーカス(ピント)の調整

FLIR T1xxx フォーカスリングを回してピントを調整する
レンズ周りのフォーカスリングを回して調整します
  1. 手動フォーカス
    レンズ周りのフォーカスリングを回して、ピントを調整します。フォーカスリングには端がなく、何回転でも回ります。速く回すと大きく、ゆっくり回すと細かくピントが動きます。
  2. オートフォーカス
    保存ボタンを半押しすると、自動でピントを合わせます。

保存ボタンを半押ししてもオートフォーカスが働かない場合は、設定メニューの[保存オプションとストレージ]で、[保存ボタンの半押し]を[オートフォーカス]にしてください。

ピントが合っていないと、正確な温度測定ができません。
撮影の前に、必ずピントを合わせてください。ピントがずれていると輪郭がぼやけるだけでなく、表示される温度そのものが実際より低く出ることがあります。

ピントが合っていない状態で撮影した手の熱画像
ピントが合っていない状態
ピントが合っている状態で撮影した手の熱画像
ピントが合っている状態

同じ被写体を撮影したものですが、ピントが合っている右の画像では、手の甲を走る血管の位置まではっきりと判別できます。ピントが合っていない左の画像では輪郭も温度分布もぼやけ、細かな温度差を読み取ることができません。

画面に対象物以外の高温・低温のものが写り込んでいると、オートフォーカスでは合わせにくいことがあります。その場合は、フォーカスリングで再度調整してください。

5. 画像の保存方法

  1. 撮影
    保存ボタンを奥まで押し込むと、画像が保存されます。
  2. 保存形式
    撮影された画像は .jpg 形式で保存されます。温度情報と可視画像が1つのファイルにまとめて記録されるため、撮影後にパソコン上で温度を読み取り直すことができます。
  3. 保存先
    画像はSDカードに保存されます。パソコンへ取り込む場合は、カメラの電源をオフにしてSDカードを取り出し、パソコン等のカードスロットに挿入してください。

SDカードは、本体下部のカードスロットに装着されています。カードを軽く押し込むと取り出せます。カードスロットの横にあるLEDが点滅している間は、カードを取り出さないでください。

6. 温度スケールの変更

FLIR T1xxx 背面の画像調整ボタン
背面の画像調整ボタン(赤枠)を押して切り替えます
  1. 背面の画像調整ボタンを押します。
  2. 押すたびに、自動モード手動モードが切り替わります。

自動モード カメラが自動的に温度スケールを調整します。

手動モード 画面に指を置いて上下になぞるか、ジョイスティックを操作して、温度スケールを任意の温度範囲に調整できます。

自動モードで撮影した熱画像
自動モード
手動モードで温度スケールを調整した熱画像
手動モード

自動モードでは画面全体の温度分布が見やすく表示されます。手動モードでは、見たい箇所の温度差が際立つように、ユーザー自身で温度スケールを調整できます。

調整した状態を固定したいときは
手動モードで調整したあと、画面右側に表示される鍵のアイコンをタッチすると、画面がロックされて誤操作で変わらなくなります。自動モードに切り替えると、ロックは自動的に解除されます。

7. イメージモードの変更

FLIR T1xxx イメージモードのメニュー画面
イメージモードのメニュー画面
  1. ジョイスティックを押すか、画面下部中央の[…]をタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「イメージモード」を開き、表示されたモードの中から希望の表示方法を選択してください。

T1xxx シリーズでは「赤外線」(熱画像のみ)での撮影をおすすめします。
赤外線レンズとデジタルカメラは取り付け位置が異なるため、MSXの輪郭が対象物と完全に重なることはありません。ピントさえ合っていれば、熱画像だけで対象物は十分に判別できます。

赤外線モードで撮影した熱画像
赤外線(熱画像のみ)
MSXモードで撮影した熱画像
MSX
ピクチャーインピクチャーモードで撮影した熱画像
ピクチャーインピクチャー

ピクチャーインピクチャーでは、画面をタッチして熱画像の枠を移動したり、大きさを変えたりできます。

8. 測定の変更

  1. ジョイスティックを押すか、画面下部中央の[…]をタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「測定」を開き、測定なし/中心スポット/ホットスポット/コールドスポットから希望の測定方法を選択してください。
測定なしで撮影した熱画像
測定なし
コールドスポット測定を表示した熱画像
コールドスポット

高温・低温の箇所を探すときは
ホットスポットは画面内の最高温度、コールドスポットは最低温度を自動的に追いかけて表示します。電気設備や配管の発熱箇所を探すときはホットスポット、空調の吹き出し口など低温の箇所を確認するときはコールドスポットが使いやすくなります。

9. カラーパレットの変更

FLIR T1xxx カラーパレットのメニュー画面
カラーパレットのメニュー画面
  1. ジョイスティックを押すか、画面下部中央の[…]をタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「カラー」を開き、表示されたカラーパレットから希望の色を選択してください。
レインボーのカラーパレットで表示した熱画像
レインボー
アイアンのカラーパレットで表示した熱画像
アイアン

レインボーは温度差が色の変化として出やすく、わずかな差を見つけるのに向いています。アイアンは高温部が白く抜けるため、発熱箇所を一目で示したいときに向いています。

10. 温度レンジの設定

赤外線カメラは、測定する対象物の温度に合わせて温度レンジを設定する必要があります。初期設定は -40〜150℃ になっていますので、対象に合わせて変更してください。

  1. ジョイスティックを押して、メニュー画面を表示します。
  2. 「設定」を選択して、ジョイスティックを押します。
  3. 「カメラ温度レンジ」を選択し、表示されたレンジから対象に適したものを選びます。
  4. [戻る]ボタンを押すと、撮影画面に戻ります。
  1. T1010-40〜150℃/0〜650℃
  2. T1040・T1050sc-40〜150℃/0〜650℃/300〜2000℃

レンジの選び方
対象の温度が複数のレンジに含まれる場合は、より低いレンジを選んでください。

11. 記録モードの選択

FLIR T1xxx 記録モードのメニュー画面
記録モードのメニュー画面
  1. ジョイスティックを押すか、画面下部中央の[…]をタッチすると、メニュー画面が表示されます。
  2. 「記録モード」を開き、シングルショット/ビデオ/タイムラプスのいずれかを選択してください。
  1. シングルショット静止画を1枚ずつ撮影します。保存ボタンを押すたびに記録されます。
  2. ビデオ動画を撮影します。保存ボタンを押すと録画を開始し、もう一度押すと停止します。
  3. タイムラプス(インターバル撮影)設定した時間間隔で静止画を自動撮影します。選択すると、保存の間隔と撮影枚数を設定する画面が表示されます。撮影枚数で[∞]を選ぶと、SDカードがいっぱいになるか停止するまで記録を続けます。保存ボタンを押すと記録を開始し、もう一度押すと停止します。

タイムラプスをお使いになるときは
カメラを三脚に固定し、電源を確保したうえでご使用ください。長時間の記録では、SDカードの空き容量もあわせてご確認ください。

操作方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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