T640
FLIR T640 簡易取扱説明書
FLIR T640 簡易取扱説明書です。サーモグラフィカメラ FLIR T640 の基本的な操作方法をご案内しています。ご使用の前に、必ずお読みください。詳細な機能については、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。
1. 安全上のご注意
太陽光やレーザー光にカメラを向けないでください
- 撮像素子が焼きつき、温度測定ができなくなるおそれがあります。
- 焼きつきによる故障は保証対象外となりますので、十分にご注意ください。
取扱いについて
- 持ち運ぶ際は、必ずレンズキャップを閉めてください。
- レンズには直接触れたり、水に濡らしたりしないでください。赤外線レンズはゲルマニウム製で、表面に特殊なコーティングが施されています。
- レーザー光を人の目に向けないでください。
- 落下防止のため、ハンドストラップまたは首かけストラップを取り付けてご使用ください。
2. バッテリーの充電・装着と取外し
バッテリーの充電
赤枠:電源コネクタ(上)とバッテリーケースのラッチ(下)
バッテリーをカメラに装着した状態で、本体下部の電源コネクタに専用のACアダプターを接続し、コンセントに差し込んで充電します。
充電の状態について
本体下部のバッテリー状態LEDが緑色に点滅している間は充電中です。点灯に変わると充電完了です。
スタンドアロンバッテリー充電器について
付属のスタンドアロンバッテリー充電器を使用すると、バッテリー単体で充電できます。はじめてお使いになる前に、4時間充電してください。
バッテリーの装着と取外し
装着する
- グリップ下部のラッチを操作して、バッテリーケースを開けます。
- バッテリーを正しい向きで挿入し、バッテリーケースを閉じます。
取り外す
- カメラの電源をオフにします。
- ラッチを操作してバッテリーケースを開け、バッテリーを引き抜きます。
電源を切るときは、オン/オフボタンを0.2秒以上押し続けてください。電源が入ったままバッテリーを取り外さないでください。
SDカードは、本体下部のカードスロットに装着します(「3. 各部の名称と機能」下側の図の1番)。
4. フォーカス(ピント)の調整
レンズ周りのフォーカスリングを回して調整します
- 手動フォーカス
レンズ周りのフォーカスリングを回して、ピントを調整します。画面側から見て時計回りに回すと遠くに、反時計回りに回すと近くにピントが合います。フォーカスリングには端がなく、何回転でも回ります。
- オートフォーカス
オートフォーカス/保存ボタンを半押しすると、自動でピントを合わせます。
ピントが合っていないと、正確な温度測定ができません。
撮影の前に、必ずピントを合わせてください。ピントがずれていると輪郭がぼやけるだけでなく、表示される温度そのものが実際より低く出ることがあります。
ピントが合っていない状態
ピントが合っている状態
同じ被写体を撮影したものですが、ピントが合っている右の画像では、手の甲を走る血管の位置まではっきりと判別できます。ピントが合っていない左の画像では輪郭も温度分布もぼやけ、細かな温度差を読み取ることができません。
画面に対象物以外の高温・低温のものが写り込んでいると、オートフォーカスでは合わせにくいことがあります。その場合は、フォーカスリングで再度調整してください。
5. 画像の保存方法
- 撮影
オートフォーカス/保存ボタンを奥まで押し込むと、画像が保存されます。
- 保存形式
撮影された画像は .jpg 形式で保存されます。温度情報と可視画像が1つのファイルにまとめて記録されるため、撮影後にパソコン上で温度を読み取り直すことができます。
- 保存先
画像はSDカードに保存されます。パソコンへ取り込む場合は、カメラの電源をオフにしてSDカードを取り出し、パソコン等のカードスロットに挿入してください。
SDカードは、本体下部のカードスロットに装着されています。カードを軽く押し込むと取り出せます。カードスロットの横にあるLEDが点滅している間は、カードを取り出さないでください。
6. 温度スケールの変更
背面の画像調整ボタン(赤枠)を押して切り替えます
- 背面の画像調整ボタンを押します。
- 押すたびに、自動モードと手動モードが切り替わります。画面の温度スケールをタッチして切り替えることもできます。
自動モード カメラが自動的に温度スケールを調整します。
手動モード ジョイスティックを上下に動かすと、温度スケールの上限と下限が同時に変わります。左右に動かして上限または下限を選び、上下に動かすと、選んだ側だけを調整できます。
自動モード
手動モード
自動モードでは画面全体の温度分布が見やすく表示されます。手動モードでは、見たい箇所の温度差が際立つように、ユーザー自身で温度スケールを調整できます。
7. イメージモードの変更
- ジョイスティックを押すと、画面下部にメニューが表示されます。
- ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「画像モード」を開き、MSX/熱画像/ピクチャーインピクチャー/デジタルカメラから希望の表示方法を選択してください。
T640 では「熱画像」(熱画像のみ)での撮影をおすすめします。
赤外線レンズとデジタルカメラは取り付け位置が異なるため、MSXの輪郭が対象物と完全に重なることはありません。ピントさえ合っていれば、熱画像だけで対象物は十分に判別できます。
ピクチャーインピクチャーでは、画面をタッチして熱画像の枠を移動したり、大きさを変えたりできます。
8. 測定の変更
- ジョイスティックを押すと、画面下部にメニューが表示されます。
- ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「測定」を開き、測定なし/中心スポット/ホットスポット/コールドスポットから希望の測定方法を選択してください。
測定なし
コールドスポット
高温・低温の箇所を探すときは
ホットスポットは画面内の最高温度、コールドスポットは最低温度を自動的に追いかけて表示します。電気設備や配管の発熱箇所を探すときはホットスポット、空調の吹き出し口など低温の箇所を確認するときはコールドスポットが使いやすくなります。
9. カラーパレットの変更
- ジョイスティックを押すと、画面下部にメニューが表示されます。
- ジョイスティックを操作するか、画面をタッチして「カラー」を開き、表示されたカラーパレットから希望の色を選択してください。
レインボー
アイアン
レインボーは温度差が色の変化として出やすく、わずかな差を見つけるのに向いています。アイアンは高温部が白く抜けるため、発熱箇所を一目で示したいときに向いています。
10. 温度レンジの設定
赤外線カメラは、測定する対象物の温度に合わせて温度レンジを設定する必要があります。対象に合わせて変更してください。
- ジョイスティックを押して、メニューを表示します。
- 「オプション」を選択して、ジョイスティックを押します。
- 「デバイス設定」→「カメラを設定」の順に選択します。
- 「カメラ温度レンジ」を選択し、表示されたレンジから対象に適したものを選びます。
- [戻る]ボタンを押すと、撮影画面に戻ります。
レンジの選び方
対象の温度が複数のレンジに含まれる場合は、より低いレンジを選んでください。
11. 記録モードの選択
- ジョイスティックを押すと、画面下部にメニューが表示されます。
- 「記録モード」を開き、静止画/ビデオ/タイムラプスのいずれかを選択してください。
- 静止画静止画を1枚ずつ撮影します。オートフォーカス/保存ボタンを奥まで押し込むたびに記録されます。
- ビデオ動画を撮影します。オートフォーカス/保存ボタンを短く押すと録画を開始し、もう一度短く押すと停止します。
- タイムラプス(インターバル撮影)設定した時間間隔で静止画を自動撮影します。選択すると、保存の間隔と撮影枚数を設定する画面が表示されます。オートフォーカス/保存ボタンを短く押すと記録を開始し、もう一度短く押すと停止します。
タイムラプスをお使いになるときは
カメラを三脚に固定し、電源を確保したうえでご使用ください。長時間の記録では、SDカードの空き容量もあわせてご確認ください。
本ページに掲載の文章・画像・構成の著作権は、サーモグラフィ株式会社に帰属します。
無断での転載・複製・改変・二次利用を禁じます。
© 2026 サーモグラフィ株式会社