同じ屋根でも温度はバラバラ サーモグラフィが示す日射と色の影響
この撮影に使用したサーモグラフィーカメラのサーモグラフィーレンタルはこちらをご覧ください。
住宅街の屋根をサーモグラフィカメラで撮影すると、同じ屋根の上でも場所によって表面温度が大きく異なることが分かります。今回はマンション上階のベランダから、周辺の住宅街を見下ろす形で撮影しました。
日射が当たる面と、当たらない面で明確な差
熱画像を見ると、直射日光が当たっている面は高温を示し、屋根の反対側(日射が当たりにくい面)はそこまで温度が上がっていません。太陽光の当たり方の違いが、屋根の温度分布にそのまま反映されています。
白い屋根は、なぜか温度が低い
興味深いのは、日射を受けているはずの白い屋根の部分が、周囲より低い温度で表示されている点です。白い色が太陽光を反射しやすいためか、あるいは素材そのものの吸収率・反射率の違いによるものか、原因を一つに断定することは簡単ではありませんが、色によって熱の吸収のされ方が異なる可能性を、この画像は示唆しています。
「特定の温度以上だけ」を強調表示する機能も
サーモグラフィカメラには、任意に設定した温度のしきい値を超える部分だけを色分けして強調表示する機能があります。今回の画像でも、しきい値以上の高温エリアだけを抽出することで、屋根のどの範囲がどれだけ熱を持っているかが一目で分かるようになっています。
屋根の断熱技術評価にも使われている
近年は屋根に特殊な塗料を塗布し、断熱効果を高める技術が広まっています。各メーカーはこうした技術の効果を客観的に評価するために、サーモグラフィカメラを積極的に活用しています。
このように、日射の向きや素材・色による温度差まで正確に把握するには、目的に合ったサーモグラフィレンタルで機種を選ぶことが重要です。



