サーモグラフィ株式会社

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M11 / M11W / M20 / M20W / M31 / M60 共通

HIKMICRO M 簡易取扱説明書

HIKMICRO M 簡易取扱説明書です。HIKMICRO製 赤外線サーモグラフィカメラ Mシリーズの基本的な操作方法をご案内しています。ご使用の前に、必ずお読みください。詳細な機能については、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。
目次
安全上のご注意 バッテリーの充電・装着と取外し 各部の名称と機能 フォーカス(ピント)の調整 画像の保存方法 温度スケールの変更 イメージモードの変更 測定の変更 カラーパレットの変更 温度レンジの設定 記録モードの選択

1. 安全上のご注意

太陽光やレーザー光の発光部を直接のぞき込まないでください

検知器が焼きつき、温度測定ができなくなるおそれがあります。

焼きつきによる故障は保証対象外となりますので、十分にご注意ください。

レーザーについて

本製品はクラス2のレーザーを内蔵しています。警告サインは、レンズカバーの内側にあります。

絶対にレーザー光を人に向けたり、発光部をのぞきこんだりしないでください。

子供に使用させないでください。

取扱いについて

レンズには直接手を触れないでください。表示に影響を与えるおそれがあります。

バッテリーを分解・加熱・水濡れさせないでください。付属または指定の充電器・ケーブル以外は使用しないでください。

高温・多湿な場所や、直射日光の当たる車内などに長時間放置しないでください。

2. バッテリーの充電・装着と取外し

バッテリーベースの取外し

デバイスを保持し、両側のバッテリーロックキャッチを同時に押し込みながら、バッテリーベースを引いて取り外します。

バッテリーベースの取り外し
バッテリーベースの取り外し

充電台での充電

取り外したバッテリーベースを、付属の充電台に上から差し込んでセットします。充電台のパイロットランプで充電状態を確認できます。完全に充電されたら、充電台からバッテリーを取り外します。

バッテリーの装着

バッテリーのリブ付き部分をデバイスのノッチに合わせ、バッテリーをデバイスに挿入します。

バッテリーの挿入
バッテリーの挿入

Type-Cケーブルでの充電について

デバイス上部のカバーを開き、充電ケーブルのType-Cコネクタをデバイスに接続し、Type-Aコネクタを電源アダプタに接続することでも充電できます。

3. 各部の名称と機能

正面

HIKMICRO M 正面の各部名称
充電インジケーター
充電状態を表示します。
マイク
音声メモの録音に使用します。
スピーカー
音声メモや音声アラームを再生します。
タッチスクリーン
画面をタッチして操作するディスプレイです。
電源
長押しで電源オン/オフです。
レーザー
長押しするとレーザーポインタがオンになり、離すとオフになります。
シャッター
レンズにカバーを取り付けた状態で押すと、補正(キャリブレーション)が実行されます。
戻る
メニューを終了、または前の画面に戻ります。
ナビゲーション
上下左右+OKでメニューの選択・確定を行います。非メニュー時は、上でLEDライトのオン/オフ、下でデジタルズームができます。

側面

HIKMICRO M 側面の各部名称
フォーカスリング
回してピントを調整します。(M11W・M20Wにはありません)
サーマルレンズ
熱画像(サーモグラフィ)を撮影するためのレンズです。M11W・M20Wは固定フォーカスのため、ピント合わせの操作は不要です。
三脚マウント
三脚に固定する際に使用します。
トリガー
引くとスナップショットを撮影します。引いたままにすると、ビデオを録画します。
バッテリー
バッテリーベースを収納します。
レンズカバー
レンズを保護します。
LED光
暗所での可視画像撮影を補助します。
レーザートランスミッター
レーザーポインタを照射します。
光学レンズ
可視画像の撮影に使用します。
ケーブルインターフェイス
充電やパソコンへのファイル転送に使用します。
microSDカードスロット
microSDカードを挿入します。

外観はモデルによって多少異なる場合があります。実際の製品もあわせてご確認ください。

4. フォーカス(ピント)の調整

M11W・M20W(フォーカスフリー)

固定フォーカスのため、ピント合わせの操作は不要です。レンズを対象物に向けるだけでご使用いただけます。

固定フォーカス(フォーカスフリー)のカメラでは、IFOVの数値から算出した1画素あたりの視野サイズどおりに、対象物を正確に捉えられるとは限りません。ピント位置によって実際の分解能が変化し、測定結果の正確さにも影響するため、ご使用予定の用途は限られます。必ず事前に、赤外線の知識が豊富な専門スタッフへご相談の上でご使用ください。

M11・M20・M31・M60(手動フォーカス)

フォーカスリングでピントを調整する
フォーカスリングを回して調整します

デバイスの電源をオンにし、レンズを対象物に向けます。画像がはっきり見えるまで、フォーカスリングを時計回りまたは反時計回りに回して調整します。

ピントが合っていないと、正確な温度測定ができません。撮影の前に、必ずピントを合わせてください。ピントがずれていると輪郭がぼやけるだけでなく、表示される温度そのものが実際より低く出ることがあります。

ピントが合っていない画像の例
ピントが合っていない状態
ピントが合っている画像の例
ピントが合っている状態

同じ被写体を撮影したものですが、ピントが合っている右の画像では、輪郭や温度分布をはっきりと判別できます。ピントが合っていない左の画像では、輪郭も温度分布もぼやけ、細かな温度差を読み取ることができません。

5. 画像の保存方法

撮影

レンズを対象物に向け、トリガーを引くと、静止画(スナップショット)が1枚撮影されます。

保存先

撮影した画像は、本体内のmicroSDカードに自動的に保存されます。パソコンへ取り込む場合は、カメラの電源をオフにしてmicroSDカードを取り出し、パソコン等のカードスロットに挿入してください。

保存した画像・動画を確認するには、アルバムを開いて確認します。

6. 温度スケールの変更

ライブビューでOKボタンを押してメインメニューを呼び出し、レベルスパンのアイコンをタップします。

「自動」または「手動」を選択します。

自動 デバイスが実際のターゲットの温度に応じて、表示温度範囲を自動的に調整します。

手動 上下ボタンで上限・下限を選択し、左右ボタンで温度を調整します。画面をタップして関心のある領域を選択すると、その範囲の上限・下限に自動調整することもできます。

7. イメージモードの変更

メインメニューの表示モードアイコンをタップすると、サーマル・融合・PIP・可視光・混合の各モードを切り替えられます。

M11・M20・M31・M60(手動フォーカス) 通常の温度測定には「サーマル」モードをおすすめします。赤外線レンズと可視光カメラは取り付け位置が異なるため、融合モードの輪郭が対象物と完全に重なることはありません。ピントさえ合っていれば、熱画像だけで対象物は十分に判別できます。

M11W・M20W(フォーカスフリー) 赤外線レンズと可視光カメラは取り付け位置が異なるため、融合モードの輪郭が対象物と完全に重なることはありません。そのため、有効に使える撮影角度や用途には制約があります。ただし、固定フォーカス(フォーカスフリー)のM11W・M20Wは、熱画像だけでは対象物の輪郭が分かりにくいという弱点を補うために、融合モードで可視画像の輪郭を重ねてご使用いただくことをおすすめします。

※固定フォーカス(フォーカスフリー)のサーモグラフィカメラは、構造上、細かな温度変化を捉える性能に限界があります。融合モードは画像そのものは見やすくなりますが、これはあくまで見た目を補っているだけで、温度を測る精度そのものが上がるわけではない点にご注意ください。

サーマル
熱画像(サーモグラフィ画像)のみを表示します。
融合
サーマルチャンネルと可視光チャンネルを組み合わせたビューを表示します。
PIP
可視光画像の中に、熱画像を小さく重ねて表示します。
可視光
通常のカメラ画像(可視光画像)のみを表示します。
混合
熱画像と可視光画像を任意の比率で混合して表示します。

8. 測定の変更

ライブビューでOKボタンを押してメインメニューを呼び出し、測定ツールアイコンを選択して、使用するツールを選びます。

カスタムスポット
任意の1点の温度を測定します。
ライン
線上の温度分布を測定します。
矩形
四角い範囲内の最高・最低・平均温度などを測定します。
円
円形の範囲内の最高・最低・平均温度などを測定します。

発熱箇所を探すときは

ホットスポット(最高温度点)を選んでおくと、カメラを向けるだけで画面内の最高温度が自動的に追いかけられます。電気設備や配管の異常発熱チェックでは、この設定が使いやすくなります。

9. カラーパレットの変更

メインメニューのパレットアイコンをタップすると、表示されたカラーパレットから希望の色を選択できます。

ホワイトホット
高温部分が明るい色(白)で表示されます。
ブラックホット
高温部分が黒い色で表示されます。
レインボー
複数の色で表示されます。大きな温度差がないシーンに適しています。
アイアンボウ
対象が熱された鉄のように着色されて表示されます。
レッドホット
高温部分が赤い色で表示されます。
フュージョン
熱い部分は黄色、冷たい部分は暗い赤色で表示されます。
レイン
熱い部分は暖色、他の部分は寒色で表示されます。
青/赤
熱い部分は赤色、他の部分は青で表示されます。

レインボーは温度差が色の変化として出やすく、わずかな差を見つけるのに向いています。アイアンボウは高温部が白く抜けるため、発熱箇所を一目で示したいときに向いています。

10. 温度レンジの設定

赤外線カメラは、測定する対象物の温度に合わせて温度レンジを設定する必要があります。

本機の測定温度範囲

M11・M11W・M20・M20W・M31:-20〜550℃ / M60:-20〜650℃

11. 記録モードの選択

設定アイコンから「キャプチャー設定」>「キャプチャーモード」を開き、シングルショット/予定キャプチャのいずれかを選択してください。

1画像を1枚撮影
トリガーを引くたびに、静止画を1枚ずつ撮影します。通常はこのモードでご使用ください。
2予定キャプチャ
あらかじめ設定した間隔・回数にしたがって、静止画を自動的に撮影し続けます(インターバル撮影)。

操作方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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