サーモグラフィ株式会社

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Pocket2

HIKMICRO Pocket2 簡易取扱説明書

HIKMICRO Pocket2 簡易取扱説明書です。HIKMICRO製 ポケットサーマルカメラ Pocket2の基本的な操作方法をご案内しています。ご使用の前に、必ずお読みください。詳細な機能については、製品に付属の取扱説明書をご覧ください。
目次
安全上のご注意 バッテリーの充電 各部の名称と機能 画像の保存方法 温度スケールの変更 イメージモードの変更 測定の変更 カラーパレットの変更 記録モードの選択 SuperSceneモード(便利な機能) マクロモード(オプション)

1. 安全上のご注意

太陽光の当たる場所や強い光源にレンズを向けないでください

検知器が焼きつき、温度測定ができなくなるおそれがあります。

焼きつきによる故障は保証対象外となりますので、十分にご注意ください。

取扱いについて

レンズには直接手を触れないでください。表示に影響を与えるおそれがあります。

持ち運ぶ際は、落下防止のためストラップを取り付けてご使用ください。

高温・多湿な場所や、直射日光の当たる車内などに長時間放置しないでください。

2. バッテリーの充電

バッテリーは本体に内蔵されており、取り外しできません。付属のUSBケーブルとType-Cインターフェイスを使って充電します。

充電インジケーターで充電状態を確認できます。赤で点灯=充電中、赤で点滅=充電に異常あり、緑で点灯=満充電です。

3. 各部の名称と機能

HIKMICRO Pocket2 各部名称
1ホームキー
タップするとライブビューに戻ります。
2ファイルキー
タップするとアルバムに移動します。
3設定キー
タップすると設定画面に進みます。
4フラッシュライト
対象物を照らします。
5サーマルレンズ
熱画像(サーモグラフィ)を撮影するためのレンズです。固定フォーカスのため、ピント合わせの操作は不要です。
6ビジュアルレンズ
可視画像の撮影に使用します。
7電源キー
長押しで電源オン/オフです。
8キャプチャーキー
短押しでスナップショットの撮影/録画の停止、長押しで録画を開始します。
9三脚マウント
三脚を取り付けます。
10ストラップ取付ポイント
ストラップを取り付けます。
11インジケーター
充電状態を表示します。
12Type-Cインターフェイス
充電やパソコンへのファイル転送に使用します。
13ブザー
警報音を出力します。
14マイク
音声録音に使用します。

固定フォーカス(フォーカスフリー)のカメラでは、IFOVの数値から算出した1画素あたりの視野サイズどおりに、対象物を正確に捉えられるとは限りません。ピント位置によって実際の分解能が変化し、測定結果の正確さにも影響するため、ご使用予定の用途は限られます。必ず事前に、赤外線の知識が豊富な専門スタッフへご相談の上でご使用ください。

4. 画像の保存方法

撮影

ホームキーでライブビューに戻り、レンズを対象物に向けて、キャプチャーキーを短押しすると、静止画(スナップショット)が1枚撮影されます。

保存先

撮影した画像は、本体内のストレージに自動的に保存されます。ファイルボタン(2)を押すとアルバムで確認できます。パソコンへ取り込む場合は、付属のUSBケーブルでパソコンに接続してください。

5. 温度スケールの変更

ライブビューで【メニュー】>レベルとスパンのアイコンをタップします。

「自動」または「手動」を選択します。

自動 デバイスが実際のターゲットの温度に応じて、表示温度範囲を自動的に調整します。

手動 温度範囲を任意に調整できます。

6. イメージモードの変更

【メニュー】>画像モードのアイコンをタップすると、サーマル・融合・PIP・ブレンディング・ビジュアルの各モードを切り替えられます。

赤外線レンズと可視レンズ(通常の画像を撮影するためのレンズ)は取り付け位置が異なるため、融合モードの輪郭が対象物と完全に重なることはありません。そのため、有効に使える撮影角度や用途には制約があります。

ただし、本機のような固定フォーカス(フォーカスフリー)のサーモグラフィカメラは、熱画像だけでは対象物の輪郭が分かりにくいという弱点を補うために、融合モードで可視画像の輪郭を重ねてご使用いただくことをおすすめします。

※固定フォーカス(フォーカスフリー)のサーモグラフィカメラは、構造上、細かな温度変化を捉える性能に限界があります。融合モードは画像そのものは見やすくなりますが、これはあくまで見た目を補っているだけで、温度を測る精度そのものが上がるわけではない点にご注意ください。

サーマル
熱画像(サーモグラフィ画像)のみを表示します。
融合
サーマル画像を視覚的な輪郭とともに表示します。
PIP
可視光画像の中に、熱画像を小さく重ねて表示します。
ブレンディング
熱画像と可視光画像を任意の比率で混合して表示します。
ビジュアル
通常のカメラ画像(可視光画像)のみを表示します。

7. 測定の変更

【メニュー】>測定ツールのアイコンをタップし、必要な測定ツールを選択します。

最大(ホットスポット)
画面内で最も温度の高い点を自動で追いかけます。
最小(コールドスポット)
画面内で最も温度の低い点を自動で追いかけます。
中心
画面中心の温度を表示します。

画面左上に、選択した測定値がリアルタイムで表示されます。削除するには、ツールをもう一度タップします。

8. カラーパレットの変更

【メニュー】>パレットのアイコンをタップすると、表示されたカラーパレットから希望の色を選択できます。

ホワイトホット
高温部分が明るい色(白)で表示されます。
ブラックホット
高温部分が黒い色で表示されます。
レインボー
複数の色で表示されます。大きな温度差がないシーンに適しています。
アイアンボウ
対象が熱された鉄のように着色されて表示されます。
レッドホット
高温部分が赤い色で表示されます。
フュージョン
熱い部分は黄色、冷たい部分は紫色で表示されます。
レイン
熱い部分は暖色、他の部分は寒色で表示されます。
青/赤
熱い部分は赤色、他の部分は青で表示されます。

レインボーは温度差が色の変化として出やすく、わずかな差を見つけるのに向いています。アイアンボウは高温部が白く抜けるため、発熱箇所を一目で示したいときに向いています。

9. 記録モードの選択

設定アイコンから「キャプチャー設定」>「キャプチャモード」を開き、いずれかを選択してください。

11枚の画像を撮影
キャプチャーキーを押すたびに、静止画を1枚ずつ撮影します。通常はこのモードでご使用ください。
2スケジュールキャプチャー
あらかじめ設定した間隔・回数にしたがって、静止画を自動的に撮影し続けます(インターバル撮影)。

10. SuperSceneモード(便利な機能)

Pocket2には、用途に合わせたシーンモードを選ぶだけで、異常箇所の検出をサポートする「SuperScene」機能が搭載されています。

水漏れ
建物内の天井・壁・床の漏水点検に使用します。
断熱
建物の壁や天井の断熱不足の検出に使用します。
床暖房
床暖房システムの故障検知に使用します。
電気的な故障
配線・回路・電気部品などの故障検知に使用します。
ソーラーパネル
ソーラーパネルの故障検知に使用します。

設定アイコンから【SuperSceneモード】>【シーン】で該当するシーンを選択すると、異常が検出された箇所に赤い枠と「疑似」の表示が自動的に現れます。

AIによる自動判定の機能のため、検出漏れや誤検出が発生する場合があります。最終的な判断は、必ず目視でも確認してください。

11. マクロモード(オプション)

別売りのマクロレンズを取り付けることで、非常に小さな被写体に接近し、拡大して撮影できます。設定アイコンから【キャプチャ設定】>【マクロモード】を有効にしてご使用ください。

本機は固定フォーカス(フォーカスフリー)のため、マクロレンズを取り付けた状態でも、ピントを合わせて精密に温度を測定することはできません。マクロモードはあくまで対象物を拡大して観察するための機能としてご利用ください。正確な温度測定が必要な用途には使用しないでください。

操作方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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