2026.11.5
冷感グッズ・遮熱グッズの効果をサーモグラフィーで見せる|メーカー様・販売店様・テレビ局様のPR活用法
赤外線サーモグラフィカメラを毎日扱うプロ達のコラム 其の十八
夏になると、冷感グッズ、遮熱グッズ、日よけグッズなど、暑さ対策商品の売り場やテレビ番組、ネット広告が一気に増えます。ただ、これらの商品のカタログ撮影や広告素材の制作は、売り場に並ぶ数か月前、冬のうちから準備が始まることも珍しくありません。ネッククーラーや保冷バッグ、接触冷感の寝具、遮熱カーテンなど、どの商品も「涼しい」「冷たい」ことが一番の売りですが、実はこの「冷たさ」「涼しさ」は、言葉だけでは伝えにくい価値の代表です。
そこで注目されているのが、サーモグラフィーカメラを使った見せ方です。この記事では、冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズを扱うメーカー様、販売店様、広告制作会社様、テレビ局様などに向けて、サーモグラフィーを使ったPRにどんなメリットがあるのか、商材ごとにどんなところを見せられるのか、そして誤解を招かないために押さえておきたい点をまとめます。
「涼しい」「冷たい」は言葉だけでは伝わりにくい
「ひんやり」「接触冷感」「クール」「遮熱」といった表現は、どの商品の広告にも並んでいます。そのため、見る側からすると違いが分かりにくく、「どれも同じに聞こえる」状態になりがちです。体感には個人差もありますし、商品を手に取れない通販やテレビ・動画では、なおさら納得してもらうのが難しい分野です。
サーモグラフィーなら「冷たさ」の違いが色で見える
サーモグラフィーカメラは、物の表面温度の分布を色の違いで表示できる機器です。目には見えない温度の違いが赤・黄・緑・青といった色の差として映るため、「どこが冷たいのか」「冷たさがどのくらい続くのか」「日差しの下でどれだけ違うのか」を、説明を聞かなくても直感的に見てもらえます。
冷感グッズや遮熱グッズでは、たとえば次のような場面で違いを見せやすくなります。
・触れた直後の冷たさ(接触冷感の寝具など)・冷たさが続く時間(保冷剤、保冷バッグ、ネッククーラーなど)・冷えている範囲の広さ(電動タイプのネッククーラー、冷却ベストなど)・使った場合と使わない場合の、表面温度の差(遮熱カーテン、日よけ、遮熱塗料など)

「冷たい」と言葉で伝えるよりも、色の変化という映像で見せたほうが、見る側の納得感につながりやすいのが、サーモグラフィーを使ったPRの一番の強みです。
メーカー様・販売店様・広告制作会社様・テレビ局様、それぞれのメリット
■ メーカー様
商品ページやカタログ、展示会、動画広告で、他社の商品との違いを、言葉ではなく映像で示せます。商品開発の段階で、冷たさや遮熱の違いを確認する用途にも使えます。
■ 販売店様
店頭のモニターやPOP、ECサイトの商品説明に使うことで、購入を迷っているお客様の後押しになります。商品の特徴を店舗スタッフが説明しなくても、映像が代わりに伝えてくれます。
■ 広告制作会社様
夏商品の広告素材を、シーズンの前に準備したいというご相談も多くあります。実際に撮影した映像には、CGや合成では出せない説得力があります。
■ テレビ局様・番組制作会社様
商品の効果を比べたり検証したりするコーナーで、視聴者に結果がひと目で伝わる映像になります。スタジオでの撮影はもちろん、日差しの下での屋外ロケでも活用されています。屋外では汗の影響も出やすいため、熱量の多い複数のハロゲンライトなどで日差しを再現して、遮熱効果を検証する方法もあります。

商材によって「見るポイント」は変わります|冷感グッズ・遮熱グッズの見せ方の例
サーモグラフィーカメラで見えるのは、物の表面の温度です。そのため、商材ごとに「何の温度を、どのタイミングで見るか」を考えることが大切になります。冷感グッズや遮熱グッズの場合は、「冷たさの強さ」「冷たさが続く時間」「冷えている範囲」のどれを見せたいかによって、撮り方が変わります。また、屋外で日差しを利用する撮影は、季節や天候によって条件が変わりますので、撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。ただし、基本的には室内でハロゲンライトなどを使って日差しを再現したほうが、天候を気にせず撮影できるためお勧めです。
ここでは、冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズの代表的な商材と、見せられるポイントの例をご紹介します。
■ 保冷・飲食まわり
・保冷剤、アイスパック:入れた直後と時間が経ったあとを比べて、冷たさが続く時間を見ます・保冷バッグ、クーラーボックス、ランチバッグ、宅配用の保冷バッグ:入れた直後と時間が経ったあとを比べて、中身の温度(飲料や料理が温まりにくいか)を見ます。保冷剤の置き方や詰め方を変えたときの違いを見せる、といった見せ方もできます・保冷タンブラー、水筒:時間が経ったあとの、中身(飲み物・氷)の温度を見ます・氷、かき氷、アイス用の保冷容器:溶けにくさ、冷たさが続く時間を見ます
■ 住宅・建材(遮熱・断熱)
・遮熱塗料(屋根・外壁):塗装前後、または未塗装との、室内側の表面温度の差を見ます。詳しくは遮熱塗料の効果検証の相談事例をご覧ください・遮熱シート、遮熱フィルム:使った場合と使わない場合の表面温度を見比べます・遮熱カーテン、すだれ、シェード:使った場合と使わない場合の違いを見ます。窓は反射しやすいため、室内側のカーテン表面などで見ます・窓用の遮熱フィルム:施工前後の差を見ます。窓は反射しやすいため、レースカーテンなどを付けて、その表面で見ます・グリーンカーテン、屋上緑化:植物がある場合とない場合の、室内側の表面温度の差を見ます。植物や土があることで、熱がこもりにくいかどうかを、時間の経過で見る方法もあります窓や屋根、外壁は周囲を映し込みやすいため、これらの商材は、外からではなく、基本的に室内側から撮影します。また、遮熱・断熱の商材は、当日の天候や気温にも左右されるため、季節や天候によって条件が変わります。撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。
■ 路面・屋外
・人工芝、遮熱舗装、保水性舗装:路面の表面温度を、通常の舗装などと比べます。あわせて、路面の上に等身大のマネキンを置いて、照り返し(輻射熱)の影響を見る方法もあります。路面の温度が下がっても、人が感じる暑さが同じだけ下がるとは限らないためです路面の撮影も、季節や天候によって条件が変わりますので、撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。
■ 日よけ・アウトドア
・日傘、帽子:日なたと日かげの表面温度の差を見ます。傘や帽子の表面ではなく、その下の地面や、着用している物の温度で見ます・アームカバー、レッグカバー、UVパーカー(遮熱効果のある商品):日差しの下で一定時間過ごしたあとの、生地の表面や、その下の温度を、通常の生地と比べます・テント、タープ、サンシェード:使った場合と使わない場合の、下の表面温度を見比べますこれらは人で測ることもできますが、猛暑の屋外で長時間じっとしていただくのは負担が大きいため、マネキンを使って見せることもあります。日なたと日かげで表面温度にどれだけ差が出るかは、熱画像ギャラリーの日向と日陰で20℃の温度差をご覧ください。日よけの商材も、考え方は同じです。また、日差しの下で頭部の温度がどこまで上がるかは、水遊び中の頭部温度は60℃超で見ることができます。
■ 寝具・インテリア
・接触冷感の敷きパッド、タオルケット、シーツ、ラグ、カーペット、クッション、枕カバー:触れた直後の冷たさを見ます。冷たさの持続は長くないため、触れた直後を見るのが基本です・ジェルマット、ジェルタイプの冷感クッション・枕:冷たさが続く時間を見ます・放熱性の高い枕、マットレス:一定時間使ったあとの、熱のこもり方(温まり方)を見ます
■ 携帯用の冷却グッズ
・冷却タオル、冷却シート:拭いたり貼ったりした直後の冷たさを見ます(冷たさの持続は短いため、直後が中心です)・ネッククーラー、ネックリング(保冷剤タイプ):冷たさが続く時間と、首のどの範囲が冷えているかを見ます。冷たさが続く時間は商品側を、首のどの範囲が冷えているかは人体を撮影するなど、何を見せたいかによって撮り方が変わります・ネッククーラー(電動タイプ):一定時間着けて外したあとの、首の冷えた範囲の広さを見ます・冷却ベスト、アイスベスト:保冷剤タイプは冷たさが続く時間を、電動タイプはベスト自体の冷えている範囲の広さを見ます。素材によっては、着用したまま外側から見られる場合もあります・冷感スプレー、冷却スプレー:かけた直後から、時間が経つにつれて冷たさがどう変わるか(持続)を見ます。効果効能にあたる表現には注意が必要です
■ 衣類・ウェア
・冷感インナー、Tシャツ、トップス、パンツ、ハーフパンツ、靴下(接触冷感タイプ):着用してすぐ脱いだ直後の温度を見ます・冷感インナー、Tシャツ、トップス(汗で冷えるタイプ):着用して汗をかいたあとの温度を見ます。測り方に工夫が必要なため、事前にご相談ください・ファン付きウェア:作動前後の温度の変化を見ます・冷感マスク:一定時間着用して外した直後の、顔まわりの温度を見ます
■ ペット
・ペット用のクールマット、冷感ベッド、冷却ベスト、冷感ウェア:クールマットは乗ったあとの表面温度の上がりにくさを、ベストやウェアは着用後の表面温度を見ます。実際のペットでの検証は難しいため、ぬいぐるみなどで代用するなど、工夫して見せます
■ 涼を取る家電
・扇風機、サーキュレーター、冷風機、ハンディファン:空気そのものの温度は映らないため、対象物を置いて、風が当たったものの表面温度の変化から、風が届く距離と範囲を見ます・エアコンの吹き出し口、ポータブルクーラー:同じく対象物を置いて、冷える距離と範囲を見ます
■ ボディケア・スキンケア系
・冷感ボディシート、クール系の日焼け止め、冷感ジェル、冷却クリーム:塗った直後から時間が経つまでの、冷たさの変化や続く時間を見ます。化粧品・医薬部外品は、映像に添える説明文が効果効能をうたう表現と受け取られないよう、整えておくことが大切です。冷却クリームの事例は、熱画像ギャラリーの冷却クリーム(ジェル)のテストをご覧ください
ここに挙げたのは、見せ方の考え方の一例です。同じ商材でも、何を伝えたいかによって見るポイントは変わりますので、実際の撮り方は、ヒアリングのうえで目的に合わせてご提案します。
見せ方で結果が変わる|撮り方を誤ると商品のイメージを下げることも
ここまで良い面をお伝えしましたが、一つだけ大切な注意点があります。サーモグラフィーカメラは、カメラを向ければ誰でも正しい結果が得られる機器ではありません。画面に色が「映っている」ことと、温度が正しく「測定できている」ことは別のことです。
夏の商材は、日差しや風、汗や水分の影響を受けやすいため、同じ商品でも撮る条件によって見え方が変わります。何を見せたいのかを先に決めたうえで、撮影する環境、撮るタイミング、比べる条件をそろえて、見せ方を組み立てていくことが大切です。誤った撮り方の映像は、視聴者やお客様に誤解を与えるだけでなく、結果として商品のイメージを下げてしまうことにもなりかねません。また、効果をうたう表現には根拠が求められますので、映像に添える説明文やテロップも含めて、誤解を招かない形に整えておくことが大切です。
また、測定方法だけでなく、スペックの足りない測定機器で撮影した映像も、あとから大きな問題になりかねません。画面にそれらしく映っていても、正しく測定できない機器で撮った映像は、のちに第三者から指摘されたときに、商品の信頼や価値を大きく下げる恐れがあります。詳しくはテレビ番組の商品効果比較でのご相談事例をご覧ください。
難しく聞こえるかもしれませんが、条件の組み立てや撮り方は、ご相談のうえで弊社がご提案します。実際にカメラで撮影した映像は、CGや合成では出せない、商品そのものの説得力につながります。なお、冬向けの温感グッズ・防寒グッズについては、温感グッズ・防寒グッズの効果をサーモグラフィーで見せるで紹介しています。
ご相談から撮影後までの流れ
弊社では、機種を先に決めていただくのではなく、まず「何を見せたいのか」「どこで使う映像なのか」を伺うヒアリング型でご案内しています。夏商材の場合は、撮影の時期(シーズン前の撮影か、屋外の日差しを使うか)も含めて伺います。そのうえで、目的に合った機種のご提案、撮影前のご準備のご案内、必要に応じた専門スタッフ(オペレーター)の派遣、撮影後のデータ解析のご相談までサポートいたします。

冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズの効果を、見る人に分かりやすく伝えたいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。サーモグラフィーレンタルや、専門スタッフの派遣については、サーモグラフィレンタルのご案内をご覧ください。
夏になると、冷感グッズ、遮熱グッズ、日よけグッズなど、暑さ対策商品の売り場やテレビ番組、ネット広告が一気に増えます。ただ、これらの商品のカタログ撮影や広告素材の制作は、売り場に並ぶ数か月前、冬のうちから準備が始まることも珍しくありません。ネッククーラーや保冷バッグ、接触冷感の寝具、遮熱カーテンなど、どの商品も「涼しい」「冷たい」ことが一番の売りですが、実はこの「冷たさ」「涼しさ」は、言葉だけでは伝えにくい価値の代表です。
そこで注目されているのが、サーモグラフィーカメラを使った見せ方です。この記事では、冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズを扱うメーカー様、販売店様、広告制作会社様、テレビ局様などに向けて、サーモグラフィーを使ったPRにどんなメリットがあるのか、商材ごとにどんなところを見せられるのか、そして誤解を招かないために押さえておきたい点をまとめます。
「涼しい」「冷たい」は言葉だけでは伝わりにくい
「ひんやり」「接触冷感」「クール」「遮熱」といった表現は、どの商品の広告にも並んでいます。そのため、見る側からすると違いが分かりにくく、「どれも同じに聞こえる」状態になりがちです。体感には個人差もありますし、商品を手に取れない通販やテレビ・動画では、なおさら納得してもらうのが難しい分野です。
サーモグラフィーなら「冷たさ」の違いが色で見える
サーモグラフィーカメラは、物の表面温度の分布を色の違いで表示できる機器です。目には見えない温度の違いが赤・黄・緑・青といった色の差として映るため、「どこが冷たいのか」「冷たさがどのくらい続くのか」「日差しの下でどれだけ違うのか」を、説明を聞かなくても直感的に見てもらえます。
冷感グッズや遮熱グッズでは、たとえば次のような場面で違いを見せやすくなります。
・触れた直後の冷たさ(接触冷感の寝具など)・冷たさが続く時間(保冷剤、保冷バッグ、ネッククーラーなど)・冷えている範囲の広さ(電動タイプのネッククーラー、冷却ベストなど)・使った場合と使わない場合の、表面温度の差(遮熱カーテン、日よけ、遮熱塗料など)

「冷たい」と言葉で伝えるよりも、色の変化という映像で見せたほうが、見る側の納得感につながりやすいのが、サーモグラフィーを使ったPRの一番の強みです。
メーカー様・販売店様・広告制作会社様・テレビ局様、それぞれのメリット
■ メーカー様
商品ページやカタログ、展示会、動画広告で、他社の商品との違いを、言葉ではなく映像で示せます。商品開発の段階で、冷たさや遮熱の違いを確認する用途にも使えます。
■ 販売店様
店頭のモニターやPOP、ECサイトの商品説明に使うことで、購入を迷っているお客様の後押しになります。商品の特徴を店舗スタッフが説明しなくても、映像が代わりに伝えてくれます。
■ 広告制作会社様
夏商品の広告素材を、シーズンの前に準備したいというご相談も多くあります。実際に撮影した映像には、CGや合成では出せない説得力があります。
■ テレビ局様・番組制作会社様
商品の効果を比べたり検証したりするコーナーで、視聴者に結果がひと目で伝わる映像になります。スタジオでの撮影はもちろん、日差しの下での屋外ロケでも活用されています。屋外では汗の影響も出やすいため、熱量の多い複数のハロゲンライトなどで日差しを再現して、遮熱効果を検証する方法もあります。

商材によって「見るポイント」は変わります|冷感グッズ・遮熱グッズの見せ方の例
サーモグラフィーカメラで見えるのは、物の表面の温度です。そのため、商材ごとに「何の温度を、どのタイミングで見るか」を考えることが大切になります。冷感グッズや遮熱グッズの場合は、「冷たさの強さ」「冷たさが続く時間」「冷えている範囲」のどれを見せたいかによって、撮り方が変わります。また、屋外で日差しを利用する撮影は、季節や天候によって条件が変わりますので、撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。ただし、基本的には室内でハロゲンライトなどを使って日差しを再現したほうが、天候を気にせず撮影できるためお勧めです。
ここでは、冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズの代表的な商材と、見せられるポイントの例をご紹介します。
■ 保冷・飲食まわり
・保冷剤、アイスパック:入れた直後と時間が経ったあとを比べて、冷たさが続く時間を見ます・保冷バッグ、クーラーボックス、ランチバッグ、宅配用の保冷バッグ:入れた直後と時間が経ったあとを比べて、中身の温度(飲料や料理が温まりにくいか)を見ます。保冷剤の置き方や詰め方を変えたときの違いを見せる、といった見せ方もできます・保冷タンブラー、水筒:時間が経ったあとの、中身(飲み物・氷)の温度を見ます・氷、かき氷、アイス用の保冷容器:溶けにくさ、冷たさが続く時間を見ます
■ 住宅・建材(遮熱・断熱)
・遮熱塗料(屋根・外壁):塗装前後、または未塗装との、室内側の表面温度の差を見ます。詳しくは遮熱塗料の効果検証の相談事例をご覧ください・遮熱シート、遮熱フィルム:使った場合と使わない場合の表面温度を見比べます・遮熱カーテン、すだれ、シェード:使った場合と使わない場合の違いを見ます。窓は反射しやすいため、室内側のカーテン表面などで見ます・窓用の遮熱フィルム:施工前後の差を見ます。窓は反射しやすいため、レースカーテンなどを付けて、その表面で見ます・グリーンカーテン、屋上緑化:植物がある場合とない場合の、室内側の表面温度の差を見ます。植物や土があることで、熱がこもりにくいかどうかを、時間の経過で見る方法もあります窓や屋根、外壁は周囲を映し込みやすいため、これらの商材は、外からではなく、基本的に室内側から撮影します。また、遮熱・断熱の商材は、当日の天候や気温にも左右されるため、季節や天候によって条件が変わります。撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。
■ 路面・屋外
・人工芝、遮熱舗装、保水性舗装:路面の表面温度を、通常の舗装などと比べます。あわせて、路面の上に等身大のマネキンを置いて、照り返し(輻射熱)の影響を見る方法もあります。路面の温度が下がっても、人が感じる暑さが同じだけ下がるとは限らないためです路面の撮影も、季節や天候によって条件が変わりますので、撮影の時期も含めて早めにご相談いただくことをお勧めします。
■ 日よけ・アウトドア
・日傘、帽子:日なたと日かげの表面温度の差を見ます。傘や帽子の表面ではなく、その下の地面や、着用している物の温度で見ます・アームカバー、レッグカバー、UVパーカー(遮熱効果のある商品):日差しの下で一定時間過ごしたあとの、生地の表面や、その下の温度を、通常の生地と比べます・テント、タープ、サンシェード:使った場合と使わない場合の、下の表面温度を見比べますこれらは人で測ることもできますが、猛暑の屋外で長時間じっとしていただくのは負担が大きいため、マネキンを使って見せることもあります。日なたと日かげで表面温度にどれだけ差が出るかは、熱画像ギャラリーの日向と日陰で20℃の温度差をご覧ください。日よけの商材も、考え方は同じです。また、日差しの下で頭部の温度がどこまで上がるかは、水遊び中の頭部温度は60℃超で見ることができます。
■ 寝具・インテリア
・接触冷感の敷きパッド、タオルケット、シーツ、ラグ、カーペット、クッション、枕カバー:触れた直後の冷たさを見ます。冷たさの持続は長くないため、触れた直後を見るのが基本です・ジェルマット、ジェルタイプの冷感クッション・枕:冷たさが続く時間を見ます・放熱性の高い枕、マットレス:一定時間使ったあとの、熱のこもり方(温まり方)を見ます
■ 携帯用の冷却グッズ
・冷却タオル、冷却シート:拭いたり貼ったりした直後の冷たさを見ます(冷たさの持続は短いため、直後が中心です)・ネッククーラー、ネックリング(保冷剤タイプ):冷たさが続く時間と、首のどの範囲が冷えているかを見ます。冷たさが続く時間は商品側を、首のどの範囲が冷えているかは人体を撮影するなど、何を見せたいかによって撮り方が変わります・ネッククーラー(電動タイプ):一定時間着けて外したあとの、首の冷えた範囲の広さを見ます・冷却ベスト、アイスベスト:保冷剤タイプは冷たさが続く時間を、電動タイプはベスト自体の冷えている範囲の広さを見ます。素材によっては、着用したまま外側から見られる場合もあります・冷感スプレー、冷却スプレー:かけた直後から、時間が経つにつれて冷たさがどう変わるか(持続)を見ます。効果効能にあたる表現には注意が必要です
■ 衣類・ウェア
・冷感インナー、Tシャツ、トップス、パンツ、ハーフパンツ、靴下(接触冷感タイプ):着用してすぐ脱いだ直後の温度を見ます・冷感インナー、Tシャツ、トップス(汗で冷えるタイプ):着用して汗をかいたあとの温度を見ます。測り方に工夫が必要なため、事前にご相談ください・ファン付きウェア:作動前後の温度の変化を見ます・冷感マスク:一定時間着用して外した直後の、顔まわりの温度を見ます
■ ペット
・ペット用のクールマット、冷感ベッド、冷却ベスト、冷感ウェア:クールマットは乗ったあとの表面温度の上がりにくさを、ベストやウェアは着用後の表面温度を見ます。実際のペットでの検証は難しいため、ぬいぐるみなどで代用するなど、工夫して見せます
■ 涼を取る家電
・扇風機、サーキュレーター、冷風機、ハンディファン:空気そのものの温度は映らないため、対象物を置いて、風が当たったものの表面温度の変化から、風が届く距離と範囲を見ます・エアコンの吹き出し口、ポータブルクーラー:同じく対象物を置いて、冷える距離と範囲を見ます
■ ボディケア・スキンケア系
・冷感ボディシート、クール系の日焼け止め、冷感ジェル、冷却クリーム:塗った直後から時間が経つまでの、冷たさの変化や続く時間を見ます。化粧品・医薬部外品は、映像に添える説明文が効果効能をうたう表現と受け取られないよう、整えておくことが大切です。冷却クリームの事例は、熱画像ギャラリーの冷却クリーム(ジェル)のテストをご覧ください
ここに挙げたのは、見せ方の考え方の一例です。同じ商材でも、何を伝えたいかによって見るポイントは変わりますので、実際の撮り方は、ヒアリングのうえで目的に合わせてご提案します。
見せ方で結果が変わる|撮り方を誤ると商品のイメージを下げることも
ここまで良い面をお伝えしましたが、一つだけ大切な注意点があります。サーモグラフィーカメラは、カメラを向ければ誰でも正しい結果が得られる機器ではありません。画面に色が「映っている」ことと、温度が正しく「測定できている」ことは別のことです。
夏の商材は、日差しや風、汗や水分の影響を受けやすいため、同じ商品でも撮る条件によって見え方が変わります。何を見せたいのかを先に決めたうえで、撮影する環境、撮るタイミング、比べる条件をそろえて、見せ方を組み立てていくことが大切です。誤った撮り方の映像は、視聴者やお客様に誤解を与えるだけでなく、結果として商品のイメージを下げてしまうことにもなりかねません。また、効果をうたう表現には根拠が求められますので、映像に添える説明文やテロップも含めて、誤解を招かない形に整えておくことが大切です。
また、測定方法だけでなく、スペックの足りない測定機器で撮影した映像も、あとから大きな問題になりかねません。画面にそれらしく映っていても、正しく測定できない機器で撮った映像は、のちに第三者から指摘されたときに、商品の信頼や価値を大きく下げる恐れがあります。詳しくはテレビ番組の商品効果比較でのご相談事例をご覧ください。
難しく聞こえるかもしれませんが、条件の組み立てや撮り方は、ご相談のうえで弊社がご提案します。実際にカメラで撮影した映像は、CGや合成では出せない、商品そのものの説得力につながります。なお、冬向けの温感グッズ・防寒グッズについては、温感グッズ・防寒グッズの効果をサーモグラフィーで見せるで紹介しています。
ご相談から撮影後までの流れ
弊社では、機種を先に決めていただくのではなく、まず「何を見せたいのか」「どこで使う映像なのか」を伺うヒアリング型でご案内しています。夏商材の場合は、撮影の時期(シーズン前の撮影か、屋外の日差しを使うか)も含めて伺います。そのうえで、目的に合った機種のご提案、撮影前のご準備のご案内、必要に応じた専門スタッフ(オペレーター)の派遣、撮影後のデータ解析のご相談までサポートいたします。

冷感グッズ・遮熱グッズ・暑さ対策グッズの効果を、見る人に分かりやすく伝えたいとお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。サーモグラフィーレンタルや、専門スタッフの派遣については、サーモグラフィレンタルのご案内をご覧ください。